「それゆけエコ化DIY第6回 外溝と植栽~昭和な竹垣をつくろう」

純chan

2016年11月26日 00:46


昭和の家と言えば私のイメージはこんな感じ・・・

和なんだか洋なんだかハッキリしない垣根が特にイイっ!

里山の古民家ほどTheニッポンでなくこのくらいの中途半端な感じが愛おしい

昭和という時代に幼い頃の愛された思い出がよみがえるからかも知れない

一生懸命に夫婦共働きで働いて一生懸命に私を育てた今は亡き父や母が夢を見て生きたことを想うからかも知れない


ニッポンもこのくらいの時代で経済的成長なんかヨシにしといたら良かったのにとしばしば想う

ほどほどに便利でいい塩梅(あんばい)だったじゃないかと想う

・・・なんて変わりゆく万物という意味では有り得ないことなんだろうけど



その昭和の家に似合う庭を具体的にイメージして「四つ目垣」という竹垣を教えて下さるよう庭匠万草♪高橋洋平師匠にリクエストした

ある日いまだ昭和の家が残る都内の某住宅街で発見した時に「昭和感」を覚えたので



四つ目垣(よつめがき)とはこれだっ!

冒頭の写真と違って完璧な和風の庭は昭和感にとぼしいが・・・

これを東側の敷地境界に張り巡らせたいと想う


まずは杭を立てる

立てる場所に縦穴を掘る(八重ちゃんがバルタン星人に見える)

30cmほども掘ったでしょうかね

深い縦穴を掘る時の強い味方!ご家庭に1本は欲しい!

※ホールディガーという商品名で探してみました「DIY FACTORY ON LINE SHOP


杭は「焼き杭」五尺径65mm

掘った穴に杭を立てガラ(ハツッたコンクリートを砕いたもの)を入れています

ガラを入れながら杭がゆらゆらしなくなるくらい棒でひどく激しく突きますっ

突く激しさで写真ブレております



これを「掘っ立て」と言うのだっ!
掘っ立て小屋とは正しくはこうして柱を掘って立てた小屋のことを言うのだっ!
(って知ってた?)



このようにして焼き杭を数本竹垣の始点終点のポイントに掘っ立てる


それぞれの杭に水平器をあてて垂直に立てる


杭の高さを揃えるために杭に渡した角材の上に水平器を置いて水平具合を見ながらカケヤでたたき込んでいるこの頃デキているふたり




胴縁をうつ

立てた杭に横材(胴縁)をつけていきます

この時に使う竹は細め直径3~4cmのものを丸のまま使いました

竹の枝が生えている面(写真では節の所に枝を切った跡が見えます)を側面にもってくると横材が地面と水平にまっすぐにおさまります

逆に枝の生えていた所を上や下の面に向けると竹の幹?も意外なことに右へ左へと曲がっていました

まっすぐな方が見た目がよろしいね

胴縁が杭の丸さに沿うように斜めに切ります

あっ師匠親指に血豆が・・・師匠でもやるんですねぇ

丸さに沿うように杭に添えて真上から見極めてみた(けど塩梅がむつかしかった)


参加者を尻目におぢけず率先してやってみる模範的姿勢を示す主催・・・



釘を打つための下穴をあける

うまくデキる自信がないと参加者に譲り合いの姿勢を示す主催

丸くて固い竹の表面に斜め方向に向けて穴を開けようとするとビットの先が滑ってキマりませぬ

そんな時はまず上の写真のように面に垂直に立て少し穴が開いてから方向を斜めに変えていくといいようです


開けた下穴に釘を打ちますとんちんかんちん


綺麗におさまりました(釘は5cmくらいのね)


胴縁はあらかじめとりつける高さをしるした杭に3本うちました




胴縁に立て方向の竹を結びつけていく

立てる竹の高さは水平に張った水糸に合わせます


予め水に浸して柔らかくしておいた棕櫚縄(しゅろなわ)を使います

椎茸の出し汁のような色は墨で着色されているんだそうです


さぁっ!これが本日最大の学び「男結び(おとこむすび)」だっ!


何故この結び方は「男結び」と呼ばれるのかっ!!!

さぁ何故だっ!

ちょ~んと出てるでしょうよ~ちょ~~~んと!

何が出ているのかっ!

そうだっ!あれだっ!

だから男結びなのだっ!

諸君!わかったかーーーーっ!!!

(皆まで言わすなわしゃ嫁入り前である)





男結びはどうやるかと言うと・・・

立てた竹の後ろから持ってきて下から上へ通してまた後ろへ

後ろから下から上へ通すと時に後ろ側でクロスさせてきて

手前で輪っかをつくったら手前へちょ~んと飛び出している縄の下を通って輪の中をくぐらせてひっぱる!


わかんないねぇ~

覚えたい方は「YouTube【造園】四つ目垣の男結び」で予習のうえ昭和の家へGO!(まだまだやるとこあるぞ四つ目垣)
https://www.youtube.com/watch?v=KvcuFbmENo8


師匠に手とり足とり教えて頂く三角座りの弟子が可愛い(が人生そうとうシメてきた過去をもつ)

コツはくくっとシメる時に必殺仕置人のヒデさんだかになりきることだと想う

お母さん・・・じゃなかった大澤親分も手ほどきをうけるがこの人はシメ慣れていないらしい


女子も男子もみんなで結んだ男結びで四つ目垣♪喜びに湧く昭和の庭





100%雨予報のお天気も前夜学んだ雨よけの魔法(それゆけの仲間にはそんな秘術を教えられる人もいるのだっ)でホントにここだけ20%くらいな感じの雨に恵まれ?3時のおやつで最終回のお祝い


天も味方する「中古民家それゆけエコ化DIY!」である

なんだかとなんだかを使っていないヘルシーなビーガンスイーツはリンゴとバナナ入り


今日もみんなが笑顔で暗い空の下も明るい

かりやざき由己が活けた秋(ウルシの仲間だって知ってか知らずか)


「それゆけ」とともに秋が往った


まだまだ終わらない「みんなの家をみんなでつくろうプロジェクト~昭和の家エコ化DIY編」

冬が往き春を迎える頃には関わってくれたすべての人を招いてお披露目会を開こうと想う

ドレスコードは「昭和」でお願いしたい






※「中古民家それゆけエコ化DIY!第6回」の読んで楽しくタメになる詳しいレポートをご覧になりたい方は以下よりお楽しみ下さい

2016/11/23

2016/11/24

2016/11/24










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