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2014年02月15日

プロジェクトの始まりによせて



1軒の空き家がある

昭和30年代も末頃に建った小さな平屋だ
手頃な広さの庭や縁側のある昭和レトロな感じの家・・・
ここに住んでいた独り暮らしのおばあちゃん
他に頼る身寄りもないおばあちゃんは
「私が死んだらもらってよ」っていつも言っていた



おばあちゃんが逝って十年
最近この家をついにタダ同然くらいのお得な価格で譲りうけた
おばあちゃんのお願いがやっとかなえられた

この家を修繕してみんなで楽しむみんなの家をみんなで作ろうと想う

お金をかければたいがいのことが出来る
簡単に早く綺麗に立派なことが出来るだろう

だけどすべてをお金で解決することで
私たちはとても大事なこと忘れちゃったり
とても素敵なチャンスを捨て去っていたり

うまく言えないけどそんな気がする

お金を出来るだけかけずに
人の知恵や力や善意を集めて
みんなの家をみんなでつくるってのはどうだろう

楽しいって思える人が集まって
楽しいって思えることを
楽しいって思える分だけ

どこまでお金に頼らず出来るかはやってみなけりゃわからない

みんなひとりひとりが知恵と力を出し合って
無理っぽいこともなんとか出来ちゃったりして
そんな冒険を誰かと一緒にするのは楽しいと想うんだ



みんなで作った家はみんなが楽しむところ

来たい時に来て
帰りたい時に帰る
そこは誰もが自由で居られるところ

そこで何する?

茶の間でビデオ
みんなでご飯
飲む
泊る
ワークショップや勉強会

みんながわくわくする未来を創り始める場所・・・

そんなのいいね~!とかオモシロイ!と思ったら仲間になろ~ネ~♪


  

2014年02月21日

それゆけお宝探検隊!~今週のプロジェクト報告~

今週の"お金をかけずにみんなの家をみんなでつくろうプロジェクト"
参加者はみんなでふたり!?

かつて住んでいたおばあちゃん居ぬき?状態ですから
遺品片づけ処分をぼ~ちぼ~ち♪

喜んで飛んで来てくれたのは古道具屋の石井さん
「片づけ手伝って売り物ただで頂けるなんて
ホント嬉しいっすよ~!」と言ってたけど
ホントに嬉々としてやってきたよね~
ひととおり家の中を物色したあと
「物置ないですか~?」ってんで外の物置に・・・


石井さんは勇敢に挑んで行きましたが
私だったらたぶん頭巾をかむって入るな
上からなんか飛び降りてくるかもしんないもん

この日は午前の2時間で終了~
石井さん「え~これから本番でしょ~」とか言ってましたが
良い加減のとこでお宝探検隊はおしまい


石井さんの欲しいものは
かなり私の欲しいもの・・・
だったのですがこの猫だけは奪回!

ちっさいアイロンはその翌日押入れの奥から出てきたので
石井さんにあげようかな・・・

石井さんはワゴン車いっぱいにゴミを詰め込み
ついでに私も詰め込み函南町ゴミ焼却場までお供してくれました

ちょっぴりのお宝をとても喜んでくれたので良かった良かった

石井さんはこういうお片づけがあれば
お宝探しに是非参上してお片づけまでサクッとしてくれますですから
引っ越し建て替え遺品整理などなど皆さんお気軽にひとこえかけてね~

例えばむか~しのキャラメルの箱ばかりか包み紙なんかが!
マニアの間で冗談みたいな高値で取引されるんですってから
皆さんがたぶん「こんなもん誰も要らないよね」って
捨てちゃうもんが意外なお宝なんですてよ

彼はフェイスブックなどしていないので
(クチコミばっかしで食えちゃっているそうな)
ご用命は純ちゃん σ( ・ิω・ิ) までお声かけ下さるか
ご本人へ直接電話して「函南の純ちゃんの紹介です」ってね
電話番号は私までこのページの「オーナーへメール」ってとこからお問い合わせ下せぇ

古道具の石井さんは函南町のお隣町
駿東郡清水町徳倉の人だよ~


今週の活動はほぼ毎日!
・・・だったかな
1日1~2時間くらい
・・・だったよね

「やりたい人が
やりたいことを
やりたい時に
やりたい分だけ
楽しいに決まってる」

前4行はお仲間の(トランジションタウン藤野からパチッたフレーズですがネ)

プロジェクトリーダーの手塚さん!
決めてることはそれだけ!

来週から片づけはいよいよ台所まわりへ入りま~す

今週の作業でとってある衣類・・・
函南町役場の古着回収ボックスかなぁ
綺麗なコートっていうよりオーバーと呼びたいレトロいお洋服などがとってあるけど
誰かいるかい?
最近の女子らがかわゆく着そうなデザインだけど・・・
どうだら~(=どうかしら)(いきなりby函南語)
  

2014年02月25日

昭和の家物語


この家は私の家の裏にある。



昭和39年に建てられたものらしい。
押入れの隅にこんなものがしまわれていた。
記念にとっておいたんだろうな。


この一帯は昭和30年代終わりころに、この集落の東の端に広がっていった住宅地。
子供の頃にはやまびこが返るのを飽きずに楽しんだ向かいの山も、アメリカさんと呼ばれていたアメリカ人が住んでいた木立の中の暖炉がある家も、今はもうすっかり建て売り住宅地に姿を変えてひさしい。

この裏の家には、戦後の満州から引き揚げてきたのだというご婦人がひとりで暮らしていた。

昔のことでこの家には自家用車を停めるスペースはない。
公道からお伽噺の世界にでも入っていくような細い道が家に続く。
夕暮れ時になると着物姿のおばさんが歌いながら帰ってくる。
猫を呼ぶ声・・・
独り住まいには手頃な広さの庭に向いた縁側・・・
暑い夏の日、おばさんは軒下のボンボンベッドに浴衣でくつろいでいた。



幼かった私は何だか映画でも見るような気持ちで家の中から見ていた。
独り住まいではあるものの何だか暮らしを楽しんでいる。
そんなふうにおばさんは見えた。


おばさんが亡くなって彼これ十年・・・
「私が死んだらこの家はTさん(私のうち)かMさん(東隣)がもらってね」
子供のころから何度この言葉を聴いただろう。
気楽な独り暮らしのおばさんの案じることは最期のことくらいだったのかしらん。

・・・?
ここでふと思い出すのだが
昔々、そのもっと前には赤フンが物干し竿に干されてかなったっけ?
長~い長~いやつよ・・・

※これは他から拝借した画像です

確かお姉ちゃんがいわくありげにニヤリと笑って
あの赤く長い布が何ものなのかを教えてくれたような記憶もある

いつからか赤フン見なくなったけどその主が亡くなったという記憶もないな。
おばさんはふんどし、しかも赤フンではなかっただろ~から殿方が居たのだな
いついなくなったのだ・・
そして何故・・・?

・・・あれ?
そう言えばそれからもっと後には獣医のおじさんが一緒に暮らしてたよなぁ

満州から引き揚げてきたおばさんは晩年を独りで・・・
としんみり調の物語を胸に抱いていたけれど、存外気楽なおひとり様を楽しんだ幸せな女性だったのかも知れない。

おばさん、純ちゃん36年ぶりに帰ってきたよ。
お母さん、裏の家わたしが買った。

お金をかけずにみんなの家をみんなでつくろうプロジェクト!
ご縁と運で授かったこの家を、みんなが欲しい未来を創り始める家として活かさせて頂きます。




あーーーーーーっ!!!!
思い出しちゃったっ!
先週押入れの奥から引っ張り出した箱に入ってたよ!
きちんとたたまれた細長くて赤いネルの生地・・・

「あぁいいなぁネルなんてきょうび使わないよなぁ・・・
昭和だなぁ・・・・」
しみぢみ(´◉◞⊖◟◉`)
「はて、このヒモはどういう意味かしら・・・」

ってなでくりまわしたあの布地!
ほおづりまでしなかったのは不幸中の幸いだったが・・・

おぢいさんのふんどしだったのかよーーーーーーーーっ!  

2014年02月28日

マニア垂涎?~今週のプロジェクト報告~

今週は気の向くままにといいながら
かなり不用品処分にハマる毎日でした♪

長く誰も住んでいなかった家は
大工さんがしっかり建てただけあって
さほど傾いたりしてはいないものの・・・

ホコリ高き昭和の家
ホコリが高くつもった所で
まっくろくろスケに出会えます
トトロはまだ出ません


さて突然ですが今週のお宝ハイライト!

一位は!これでしょ~~~
宝田明さんですよ~
若いですね~



二位は誰だか忘れました
きっとある年代の人にはしびれちゃう男優なんでしょう
しかし武士道は海を渡ったのか・・・



3位は日産ブルーバード!
この時代に「愛」という言葉ををキャッチに使うとは!
やるね~日産
この時代にはカルロスゴーンさんがやってくるなんて
誰も想いもしなかったでしょうねぇ・・・
み~んながクルマを持つことにあこがれて働いた時代でしょうね
いいねぇ昭和・・・




こういうのもマニアには売れるんでしょうかね
欲しい人いる?
タダであげますが・・・


今週助けてくれた仲間は
隣の信子さんとご近所のとおる君がひやかしに
隣の喜代子さんがゴミ出し
裏の浅江さんが廃品の中からお宝引き取り&おやつにと芋煮を頂く

そしてキムにぃが廃品積んで焼却場まで二往復


なんじゃかんじゃいいながら
一緒にやるのはやっぱ楽しいね~

皆さまもひやかしがてらおいで下さい

あとどんな家がいいなぁとか
好き勝手なことを是非言って欲しいのです
好き勝手言ってつくるみんなの家、好きに使いましょうぞ!

よろしく~
  

2014年03月05日

お金をかけずにお金をもらった

敷地内に電柱が立ってたのねぇ

親切な不動産屋さんがTDに言えばお金もらえるよって教えてくれたのねぇ

それで電気使用開始の電話したときついでに言ってみたのねぇ

そしたらうやうやしく腰低くTDの社員さんがやってきて
3年分まとめてお支払しますよ~と・・・8500円をね
3年分は3回くらい繰り返して言ってたな



土地使用料という名目だそうで
書類にハンコ押しました

な~にがそんなに嬉しいんだ君と言いたいくらい
にこやかにしてましたね
きょうびねぇフクシマのことやらで
いろいろ貴方がた社員さんもタイヘンなんでしょうね

しかしだ・・・
あまり考えずにもらったけど
TDにもらうお金って何だかスッキリしないな

どう想う?

電力の問題に取り組む団体などに寄付するとかってのは
どうかしらね





  

Posted by 純chan at 17:16Comments(0)日報

2014年03月10日

先週のプロジェクト報告~持たない者の幸せ~

函南の焼却場へゴミを運んだりするのにさ
軽トラ買おうかしらんと考えた

お友達からの情報で150,000円の軽トラ
見に行ってみたけど昭和57年製だって
150,000円は魅力だけどな・・・

見てすぐ「これ下さい」的に買う気満々ででかけたけど
なんでか萎えた・・・

そして少し考えた
軽トラが無いからこそ今週も山下清だったではないか
(山下清=人様の情にすがって幸せに生きるの意)



6畳に足の踏み場もないほど積まれたゴミが
アッちゅうまに片付いたのは何故か!



冷蔵庫を譲ることに決まったご近所のEさんが
代わりにゴミ捨てを引き受けてくれた
ぢいさん「おもてぃやぁ(重たい)」だの「重量オーバーだ」だの
ぶちぶち言いながらだけど
そんな軽口叩けるのも気心知れた長い付き合い

Eさんに運んでもらったの瀬戸物ガラス食器類ば~っかだったからねぇ(^_^;)




(ちなみに函南町焼却場は町民ならば1日300Kgまでの廃棄を受け容れてくれる
重量を超えると課金される)

仕事が早く終わって帰り道の兄弟分まぁちゃんが
2トン車で一気に全部焼却場へ運んでくれた
ひさびさ早く帰れると想ったのにぃ~(:_;)
とか言って半泣きヅラであったが
オトコの嬉し泣きに違いない



この1日で焼却場へ運んだゴミは計260Kg
Eさんがミニバンで1回
まぁちゃんが2t車で1回
出費0円
物々交換ナショナルの冷蔵庫
(PanasonicじゃなくねNationalね貴重よね)

遠慮なく頼める人が居るっていい
ぶちぶち言ってても
半泣きヅラでも
あっはっは~~って笑って
頼むよぉ~お願いだよって言えるのっていい

信じて頼れる人が居るっていい

他人だけど家族みたいで嬉しい

安心安心

こういう思いを感じるとき
どこかに居る独り暮らしのお年寄りの
不安や寂しさを
安心と楽しさにしてあげたい気持ちになる

みんなの家
お年寄りの家になるか・・・
そう言えば家入一真さんの
「お年寄りにスマホやPCを教えるプロジェクト」
入れてもらっちゃったんだ

軽トラ無くてもいいかな

持たない者は案外幸せだ
  

2014年03月20日

プロジェクト報告~飽きた~

ん~飽きた・・・

やっぱひとりでやるの退屈

寒い・・・

天井裏コワい・・・

掃除好きじゃない・・・

人生においても捨てるのはずいぶん得意なんだが・・・

やりたい人が
やりたい時に
やりたいことを
やりたい分だけ

を信条とするのであるから
やりたくないのでやらないにして
押入れに敷いてあった新聞でも読んでみる


輝く日本レコード大賞か・・・

あっ!!!!
ジュリーーーーーーーーーーーーッ(゜o゜)



「アフガニスタンでクーデター」
だ~の
「ソ連参戦か」
だ~の
(-"-)


石油危機だ~の
イスラムだ~のと・・・

_(_^_)_



静岡新聞
昭和54年
西暦1979年
年の瀬もせまるころのNews

35年たってるんですけどねぇ

1%の人達が
99%から搾り取る

進歩遅いな人間


みんなの家プロジェクトの根幹には
そういうもんから自由になろうっていう
崇高な思いもあるんだが・・・
なんちゃって~!
それを説明出来ない程度の知的レベルなんですけどね

うだうだ言うのも
言うだけ番長も
むつかしいことも
不得手なのでねぇ・・・

そのくせ王国つくっちゃおうかしらん
なんて夢は

・・・オモシロイでしょ~~~!!!

誰かを何かを変えるより
自分が変わればいい
ってことをみんなして一斉にやればいいやねぇ

  

2014年10月22日

プロジェクトお金をかけて再始動!

年明けに始動してからの3月以来
すっかり放ったらかしだったみんなの家プロジェクト

正式には「お金をかけずにみんなの家をみんなでつくろうプロジェクト」
(・・・長いねどうも↑)

想えば4月はほぼ1カ月春先の鬱々とした日々を過ごし
GW直前からアースバッグドーム建築に6月半ばまで過酷な肉体労働

疲労がたまったのか帯状疱疹など患って寝込んだ7月
そして再び7月末から1カ月半といっても実質30日ほどの
アースバッグ内装漆喰塗りの日々

ここへきてまたもやみんなの家プロジェクト再始動し始めました

お金をかけずに・・・の筈でしたけれど
なんだかいっぺんにあっちもこっちもいろいろ始めてしまったので
ちょっとはお金に助けてもらうことにしました

左官屋さんを頼んで教えてもらいながら
一緒に作業したり空いてる時間にひとりで進めたりしています

まずは部屋の壁から!
3部屋ともアースバッグドーム建築で大量に余った漆喰を使います

塗る前に既存の壁を取り去ることから・・・
これがまた三部屋三様なのでやり方もそれぞれ

東側の一部屋目は
どうみても塗り壁にしか見えないタイヘンよく出来たクロスが貼られています
これをはがす作業から開始

柱のすみっこからまずびろり~んと


わりと簡単に破けずにはがれます


壁にはシールをはがしたあとのように薄く紙と糊が残ります

しつらえられた神棚をひとまずはずし
さぁここからが大変だった

刷毛で壁を濡らし
残った紙と糊をスクレーバでこじりとっていきます


削り取られた薄紙がゆばのよう・・・


クロスの下にはその昔に塗られた漆喰壁が出てきました


職人さんの仕事が上手で素晴らしく平らに塗られていると
このはがす作業は楽ですがそうでないとタイヘン
デコボコがあるとスクレーバでさらっても
凹んだ所に埋まった糊がはがれません


左官の渡辺さんはグラインダという電動研磨機で削ってましたが
なんせ相手は糊・・・
すぐにグラインダの方が目詰まりしてしまいます

私はスクレーバであらかたこじりとったあとを
タワシで洗うようにして糊を綺麗にとっていきました

ここで使うタワシは毛足の短いズック洗い用が一番!
それもすぐにこまかな紙の繊維と糊で目詰まりするんですがね

左官の師匠渡辺さんが糊は多少残っていても差支えないと言うのに
私のストイックな性分は取れるのだから取ると決めて
ひたすらタワシでご~しご~し

もう漆喰塗らなくていいんじゃない?と言われるほど
綺麗になりました

しかし・・・
このはがし作業って漆喰塗るよりハードだと想う
上腕二頭筋を強健にするのにはうってつけです

早く塗りたい・・・
誰かゴリゴリ剥がしたい人はどうぞお越しください
ご飯とお茶おやつつき~♪